世界中のどの人も,自分は悪いことをしていないと思っている.世界で一番,誰よりも,客観的で正しく慈悲深く多くの人に恩恵をもたらしている,あるいは,そうなるように行動している.もしそうでないとしても,少なくともそうあるべきものを心の中に持っている.
惜しむらくは,つい独りよがりになってしまい,他の人のその考えや行動に対して,理解が追いつかないことが,しばしば見受けられることだ.とくに,多くの人々に影響を及ぼす立場にある人は,自分の正義は必ずしも他人の正義ではないことを常に意識して交渉に臨むべきだ.たとえ相容れない立場の人に対してでも.
そうしなければ,どんな話し合いも成立しない.
いみじくも大統領と名の付く椅子に座るものなら,なおさらのこととおもう.
